お小遣いサイトの危険性を検証!!小遣い稼ぎ » モバイルペイメント » PayPayが不正利用時の「全額補償制度」を導入、LINE Payと比較しました
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スマホ決済サービス「PayPay」に足りないもの…それは【不正利用による被害を補償する制度】、つまり安心して利用できるかどうかです。
2015年2月から第三者による不正利用のユーザー補償制度「不正利用保証制度」を導入しているLINE Payに圧勝するには、"必須"ともいえる補償制度をついにPayPayも導入。
これにより、PayPay・LINE Payどちらのほうが安心してスマホ決済サービスを利用できる保証制度なのか比較・検証することが可能になりました。
スマホ決済サービスを利用していない理由について2019年1月にMMD研究所が調査した結果では、
クレジットカードで十分だからという回答が圧倒的に多い中、個人情報や決済情報が漏洩しないか不安だからという回答もスマホ決済サービスを利用しない理由として上位に入っていました。
PayPay株式会社が実施したアンケートでも、不正利用に対する不安があり、不正利用発生時に保証してもらいたいという声が多かったようです。
スマホ決済サービスの不正利用で記憶に新しい「7Pay」では、登録時に必要だったセブン&アイのグループ共通ID「7iD」の認証システムに存在した脆弱性によって不正利用され、808人という被害人数となりました(7月31日時点)。
リリース後すぐに不正利用されたという衝撃で多くの方のスマホ決済による不正利用の情報が「7Pay」に上書きされたかもしれませんが、PayPayもリリース後に開催した「第1弾100億円あげちゃうキャンペーン」開催中に「ユーザーの利便性を考えてクレジットカード登録時にセキュリティーコードの入力回数に制限を設けていなかった」という脆弱性を利用され不正利用された過去があります。
その後、クレジットカード登録における本人認証サービス(3Dセキュア)など不正利用に対していろいろと対策を行ったことにより、不正発生率は「第1回100億円あげちゃうキャンペーン」実施時は0.996%でしたが、「第2回100億円あげちゃうキャンペーン」実施時は0.0004%に減少しました。
しかし、7Payの不正利用によりニュースなどでも大々的に放送されたことにより「スマホ決済サービスは危険」という認識が広まる結果となってしまった。
PayPayの1番のライバルでもあるLINEPayに圧勝するには、増税前・直後にどれだけスマホ決済サービスを利用していない人を獲得するかにかかっています。
増税まで残り1ヶ月となったいま、最後のアピールとして「不正利用による被害を補償する制度の導入」が発表されました。
PayPayでは安心して利用してもらえるサービスにするため、第三者による不正利用による被害に遭った場合、さらにPayPayを利用していない方(PayPayアカウントを持っていない方)にも銀行口座情報などによって「PayPay」で不正利用された場合でも、原則PayPayに被害の全額を補償してもらえます!
PayPayを利用している全ユーザーを対象に、
などのPayPayのサービスで、第三者によってアカウントや銀行口座情報、クレジットカード情報などが盗まれて不正利用された場合、原則PayPayが被害額の全額を補償してくれます。
※クレジットカードについてはクレジットカード会社を通じて補償される場合があるので、まずはクレジットカード会社に連絡するようにしてください。
ただし、補償してもらうには被害者からPayPayに申し出があること、警察署への申告など所定の手続き、そしてPayPay側での審査といった条件を満たす必要があり、被害に遭った方に故意または重大な過失などがある場合は補償してもらえない場合があるのでご注意ください。
【被害者が対応すべき内容】
その際に、PayPay以外の第三者から受けられる補償の有無および内容を正確に遅滞なく通知する必要があります
【補償内容】
また補償を行う際に発生する手数料は、PayPay側が負担してくれます
以前、PayPayの補償制度について調べたことがありますが、クレジットカードによる不正利用が相次いだ際にはヤフー株式会社を経由して全額補償されましたが、特に「よくある質問」などに補償について記載されているわけでもなく、利用規約に記載されているわけでもなかったので、いま不正利用されたときには保証してくれるのかな?という疑問がありました。
上記の表をみる限りでは個別対応で補償を実施しているようですが、規約などによる規定がないので、それでは安心して利用できるサービスとは言えない状態だったようですね。
LINE Payでは、第三者にアカウント情報が盗まれて不正利用された場合は、被害に対して補償してもらえます。
LINEPayを利用している全ユーザーを対象に、
など、すべてのLINEPayサービスが補償の対象となります。
【被害者が対応すべき内容】
【補償内容】
1事故あたりの補償限度額は原則10万円となります。
本人確認が必要なLINE Moneyアカウントの方の場合は、利用状況や警察による捜査結果などによっては、補償限度額の引き上げを個別に検討してもらえます。
どちらの保証制度でも、警察署への申告が必須となります。
2つの保証制度を比較して大きく違う点は、
PayPayは損害が発生した日から60日以内に申請することで審査してもらえますが、LINEPayの場合は損害が発生した日から30日以内と短いです。
ただLINEPayの場合は、お金の動きがあると通知が届くのでその通知を見逃さないようにし、不正利用が発覚したらなるべく早く対策をしてください。
不正利用の対策について詳しく紹介したこちらの記事もオススメ!
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Twitterなどで評判なのは、このPayPayの「全額補償」というユーザーにとっては安心できる補償内容です。
LINEPayは状況によっては引き上げしてもらえるが、1事故あたりの補償限度額が原則10万円と指定されています。
LINE Pay VisaクレジットカードでLINE Payの決済に利用できるようになれば上がるのか?それともクレジットカード会社で補償されるからこのままなのか?この辺りについは詳細が分かり次第追記していきたいと思います。
PayPayの勢いは誰も止めることができないのか⁉
なんだか最近はクーポンアプリ化してしまったLINEPayと、時間指定だが最大20%還元を行っているPayPay、私の場合はPayPayを使うことが最近は増えてきました。
あの最悪なクレジットカード不正利用から、他スマホ決済サービスを大きく引き離すことに大成功した全額補償の導入により、今後もっと期待できるサービスへとなりました。
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